ポテトチップス専用のじゃがいも!? じゃがいもの栽培に人工衛星!?
ポテトチップスの味のカギを握るじゃがいもの栽培には予想を超えたこだわりの数々が!
ポテトチップスのじゃがいも栽培その1
わざわざポテトチップス用の新品種を開発
ポテトチップス用?どういうことじゃ?
普通のものに比べて糖分の少ないポテトチップスに適したじゃがいもを独自に開発したんだ。
そもそもメークインや男爵いもなどスーパーでよく見かけるじゃがいもは栄養価が高いものの、その分デンプン量が多く、パリッとした食感が大事なポテトチップスには適さないんだとか。
そこでこちらの会社では毎年およそ2万2000種もの品種改良を重ねポテトチップスにピッタリのデンプンが多すぎない2種類のオリジナルじゃがいもを開発。
その開発期間はなんと10年以上!現在全国の農家さんと契約し年間37万トンものじゃがいもを育てているんです。
しかしこれだけ大規模なジャガイモ栽培はそんなに簡単なものではなく、例えば収穫のメインとなる北海道の場合その畑は東京ドーム1300個分にもなるそうで、じゃがいもが病気になったり栄養が偏ったりしないように日当たり・水分量・土の状態などを毎日チェックしています。
もうそれが大変すぎて、農家さんだけで管理するには限界があったんです。
そこでこちらの会社では2017年からじゃがいもの状態をチェックするのに新たな方法を導入。
なんと人工衛星を導入したんだよ。
スケールデカすぎ!
ポテトチップスのジャガイモ栽培その2
成長具合のチェックは宇宙から!
実は今や農業も宇宙を活用する時代。この人工衛星もともとはアメリカの企業が打ち上げたものなのですが、その使用権を買った企業が農業をはじめ防災や流通など様々な分野に情報を提供するという新ビジネスを展開。世界中で広がりを見せていて、北海道のじゃがいも畑でも2017年よりこの人工衛星システムを試験的に導入することに。
ひゃ~!ポテトチップスに人工衛星!
すごい時代じゃ!
広大なジャガイモ畑を宇宙から撮影しその画像を地上へ送信。専用のソフトで読み込んで見てみると色の違いが!
じゃがいもは葉っぱの色で成長過程が判断できるから、緑色の部分は順調に成長していることを表していて、黄色の部分は成長が遅れていることを通知しているんだ。
分かりやすいのう!
だからこの色付きの写真で生育状況を一気に確認して病気が早期発見できて被害を最小限に食い止められるんだ。
飛躍的な効率アップを可能にするこの人工衛星。
運営会社によるとシステムの使用料金は1ヘクタールつまりテニスコート38個分で年間200円から利用できるんだとか。
安っ!
こうして作られたじゃがいもは全国の工場に届けられポテトチップスになっていくんです。
『有吉のお金発見 突撃!カネオくん 「みんな大好き!ポテトチップスのお金の秘密」』より
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