ライオンさんに襲われる牛くんが襲われなくなったある方法とは! そのヒントは目にあった!?
牛のお尻に目を描くだけでライオンやヒョウから捕食されにくくなるらしい。
アフリカ南部ボツワナでは放牧している牛がライオンなどに捕食されることが畜産農家の悩みの種になっていました。
そこで行われたのが牛のお尻に目を描くこと。
今年8月に発表されたオーストラリアのニューサウスウェールズ大学の研究ではこの目のペイントをしただけで肉食動物から襲われにくくなることが証明されたんです。
実はこれ蝶や蛾などが天敵を欺くために持つアイスポットからヒントを得たもの。
ライオンやヒョウは獲物に自分の位置が知られていると狩りをしない傾向があります。この習性を利用し、牛のお尻に目を描くことで襲われないようにしたんです。
4年にわたる実験の結果、何も描かなかった牛835頭中15頭が捕食されたのに対し、お尻に目のペイントをした牛685頭は1頭も捕食されなかったのです。
『所さんの目がテン!「もっと知って欲しい!科学ニュース2020」より
ここまでお付き合いいただきありがとうございます m__m