2代目社長が思いついた起死回生の策とは！ひと粒チョコに子どもたちが戻って来た！

ピンチその②オイルショック
1973年中東地域の紛争をきっかけに起きた世界的な原油価格の高騰、第1次オイルショック。日本経済もそのあおりを受け物価が高騰、消費は低迷。

さらに紙がなくなるのではという噂から人々はトイレットペーパーに殺到。買占めが起き品切れが多発するなど社会問題に。

報道番組とかでよくみるやつじゃあ！

このオイルショックの影響でチョコレートの原材料も高騰。10円チョコも10円で売ることが不可能な状況に。悩みに悩んだ2代目社長は会社を守るためにある苦渋の決断を下したのです。

1974年に10円から20円に。さらに2年後には30円への値上げを実行。
するとこの値上げはやはりショックが大きくお客さんがどんどん離れて行ってしまい30円に値上げした翌年に会社は赤字に。倒産してしまうかもしれない事態を迎えたのだとか。

しかし、この逆境の中で2代目社長は今につながる起死回生の策を思いつくんです。
「今の3つ山を3分割にしてひと粒10円で売ろう！」

なるほど！最初の10円という価格に原点回帰したんじゃな！

こうして1979年、社運をかけ再び価格を10円に戻して、ひと粒タイプのチョコを販売。目新しさを出すため、これまでのミルク味ではなくコーヒーヌガー味を採用。
価格を10円に戻したことでコーヒーヌガー味は大ヒット。値上げによって離れていた子どもたちもひと粒チョコに戻って来たんです。

『有吉のお金発見　突撃！カネオくん「定番のレジ横菓子！ひと粒チョコのお金の秘密」』より

ここまでお付き合いいただきありがとうございますm__m