国によって言葉が違うのはなぜだと思いますか? それはね・・・!! 大事なものがバラバラ!?
国によって言葉が違うのはなぜ?
国によって言葉が違うのは大事なものがバラバラだったから。
「この世界に今話されている言語がどのくらいあるかわかりますか。世界にある言語の数、今は話されているものだけで7000以上あります。島国のように分かれている別々の地域で別々の言語が話されている、これは何となく想像がつきますよね。だけどヨーロッパとかアフリカとか地続きのところ人の往来が凄くあるようなところでも別々の言語を話してきてるんですよね。」
人の行き来があるところでも言葉が違うということは単に地域が離れているからということ以外にも別の理由があると考えられます。
「それは大事なものがバラバラだった。これが理由です。たとえば英語でRice、日本語で同じことを言おうと思ったら、稲とか米とかご飯とかいろんな言葉で表現しますよね。」
他にも「めし」「シャリ」など日本人は状態やシーンによって様々な言葉でコメを表現してきました。
「これは日本人にとって米がすごく大事だったということなんですよね。」
他にも例えば北欧の国フィンランドの大事なものは雪。積もった雪から雪だるまを作るのに適した水っぽい雪など雪の状態を細かく言い分けます。
また遊牧しながら暮らすモンゴルで大事なものは馬。馬の名前が性別や年齢で分けられ、およそ10種類以上もあると言われています。
「人類というのはこの地球の中でいろんな違った環境で生き延びようとしてきましたよね。暑い所もあれば寒い所もあるし違った環境で適用しよと思って大事なことを仲間に伝えようと、そうし続けた結果違った言葉が生まれてきたと。」
このように暮らしている場所の環境や集団によって伝えるべき大事なことがバラバラだったからごく自然にそれぞれの土地で違う言葉が生まれてきたと言えるそうです。
「言葉が違うってことは文化が違う。たとえば、海外に行ったときに違った建物があるなとか、違った料理が食べられるなとか、みんな違った服装してるなとかこういう楽しみ文化の違いのひとつなんですよね。そういうふうに考えてくると一つ一つの言葉ってなんか素敵に思えてきませんか。」
ということで国によって言葉が違うのは大事なものがバラバラだったからでした。
※国によって言葉が違う理由には諸説あります。
『チコちゃんに叱られる!「言葉の不思議」』より
ここまでお付き合いいただきありがとうございます m__m