はてなブログProへの道

ゆくゆくはProへ昇格したいと思っておりますが、いつになることやら、、、

ダメな人がいっぱい出てくる話 「応仁の乱」知れば知るほど面白い

まさかまさかの応仁の乱 もうどうにも止まらない11年戦争

応仁の乱が起こったのは室町時代足利義政が将軍だった1467年。この年から1477年まで続きました。

 呉座
応仁の乱ってカッコいい英雄が全然出てこない話なんですけど、どちらかっていうとダメな人がいっぱい出てくる話なので。」

中野
「現代にもこういう人っているよねっていう。一癖も二癖もあるような人物がひとりではなく出てくるんですよね。この人たちを分析するだけでも面白いと思うんですが、どうしてこういう人たちがこの時代に一気に現れてきたのかということを見ていくのも、応仁の乱の読み方として楽しめる読み方のひとつかなと思います。」

橋本
美術史の流れからみますとこの乱前後っていうのは美術史のターニングポイントになっているんですね。それこそ天皇家から公家、それから武士に分化が上から下へと拡散していく。あるいは空間的な移動で言えば京都中央から地方へ文化が飛び散っていくとか。そのあとの近世の美術を用意する大きな地殻変動が起こっている時期なので、そういう意味では見てる分には面白い。」

小谷
「ちょっとこれは非常に不可解と言いますか、なんのために戦っているのかよくわからないんですよ。普通戦争というのは相手の大将首を取るためにやるんですけれども、この時は誰も相手の首を取りにいかないわけなんですよ。ダラダラと10年以上戦ってる。ほんとにこれは不可解でしょうがないんですね。」

応仁の乱の主要人物と対立構造のまとめ

これらの問題が複雑に絡み合い、更に次から次へと関係者が増えもうどうにも止まらない状態の争いが応仁の乱なんですよ。途中で何度も乱の終息に向かう方向性が見えてもいるのですが、それでも終わらない。

だって、その段階で終わってもらっちゃ困るもん的な人がいるので 笑。

つづく。

funa-karui.hatenablog.com

 

出演者

【司会】
磯田道史
国際日本文化研究センター 准教授
主な著書に「武士の家計簿」「無私の日本人」など

渡邊佐和子
NHKアナウンサー

【出演】
井上章一(建築史家)
著書「京都ぎらい」が話題に

呉座勇一(歴史家)
国際日本文化研究センター 助教
著書「応仁の乱」が40万部に迫るベストセラーに
著書「戦争な日本中世史」など

中野信子脳科学者)
東日本国際大学教授
人間の行動や思想を脳科学の観点から多角的に分析
著書「サイコパス」など

橋本麻里(美術ライター)
永青文庫副館長
美術番組での解説から高校美術教科書の執筆・編集と幅広く活躍
著書「美術でたどる日本の歴史(全3巻)」など

小谷賢(戦史研究家
日本大学教授
情報・戦略から見た戦史研究のエキスパート
著書「日本軍のインテリジェンス」など

 ※2017年7月現在

 

『英雄たちの選択スペシャル▽まさかの応仁の乱!もうどうにも止まらない11年戦争』より

ここまでお付き合いいただきありがとうございます m__m