ハムスター夜中にめっちゃ走ってるぅ!!! 人間に換算するとフルマラソン4回分!?
ハムスターがカラカラ走り続けるのはなぜ?
正解は、1日10km以上走らないとおかしくなってしまうから。
専門家
「ハムスターといってもみなさんがイメージされているのは主にゴールデンハムスターで、野生では絶滅危惧種とされています。現在ペットで飼われているゴールデンハムスターはすべて1930年にシリアで発見されたある1匹のメスの子孫だと言われてるんです。」
専門家
「そんなハムスターがカラカラ走るのは基本的に夜だけなんです。」
本当にハムスターは夜だけカラカラ走り続けるのか。ハムスターをケージ内に回し車と共に入れ12時間ごとに明るい状態と暗い状態にし昼と夜の環境を再現。
日中は基本的に寝れいることの多いハムスターでしたが、夜になると回し車でカラカラ走り始め、日をまたいだ午前0時も。丑三つ時の午前2時も。夜明け前の午前4時になっても走り続け、ついに朝が来るまでほとんど休むことなく走り続けたのです。
そして朝8時。再び明かりをつけると回し車から降り走ることをやめてしまいました。
走ると黒い線が示されるグラフを見てみると
昼間は黒い線がほとんどありませんが夜はほぼ一晩中回し車でカラカラ走り続けていたことが一目瞭然。
では、どうしてハムスターは夜になるとカラカラ走るのでしょうか。
専門家
「野生のハムスターは夜行性で敵の多い昼は深い穴なの中で休息していることが多いんですが体内時計で夜になったことがわかり敵に襲われないように迅速に自身の持つ縄張りを見回るんです。」
専門家
「そして、あの体の大きさにもかかわらず一晩で10kmから20kmも餌を求めて走りまわるんです。これは人間に換算すると一晩にフルマラソン4回分走ることに相当するんです。」
専門家
「この行動こそがハムスターが夜にカラカラ走るという行動なんです。」
つまりペットのハムスターも夜になると本能的に走ってしまうのは、走らないでいると体内時計のリズムが崩れ、肥満や病気になりやすくなるからと考えられているのです。
専門家
「なのでカラカラ回るおもちゃは人間が見て楽しむためではなく、ハムスターのために作られたものなんです。」
ハムスター用の回し車を作っている会社の方に聞いてみると
「人間側から見ると玩具ですけどハムスター側からみたら健康器具みたいな感じになるのかなと思います。走ってる姿が凄く可愛らしいということで、飼われている方も見て満足しているのかなと。」
ということで、ハムスターがカラカラ走り続けるのは1日10km以上走らないとおかしくなってしまうから、でした。
『チコちゃんに叱られる!▽ハムスターの謎』より
ここまでお付き合いいただきありがとうございます m__m