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オリンピックを開催して多額の借金まみれになってしまった都市!! その理由は大きく2つあった!!

オリンピックはちゃんと開催できればすごく儲かりそうなイメージありますよね。でも、ちゃんとやったのに損しちゃうことも。

 実は、多額の借金まみれになってしまった都市があるのです。

それはカナダのモントリオール

1976年開催のモントリオール大会。この時なんと約10億ドルの赤字。当時の日本円にして約2900億円もの大赤字。現在の価値にするとざっと5000億円の赤字が出てしまったというわけなんです。

どうしてこんなに赤字になったのか。実はこの頃ちょうどオイルショックを受けて世界中が大混乱だった時期。石油の値段が高騰しその影響で物価がどんどん上がり建設費や人件費が予想以上に跳ね上がってしまったというわけなんです。

その一方で大会自体は結構盛り上がりました。

なんといっても女子体操のコマネチ

白い妖精と呼ばれたルーマニアナディア・コマネチが2種目で10点満点を記録。当時満点が出ることは想定されていなかったため電光掲示に10.0の表示がなく1.0と表示されるなど話題に。まさに想定外の演技で世界中の人々を魅了しました。

でも盛り上がったのに大赤字となってしまったこの大会。踏んだり蹴ったりだったのはモントリオール市民。

オリンピックは国がやるわけではなく都市が行うものなのでモントリオール市民につけが回ることに。この後、非常に税金が高くなり30年間かけてようやく返済を終えました。

でも赤字の原因はオイルショックだけではなかったんです。

モントリオール大会のひとつ前のミュンヘン大会で起きたある出来事が大きく関係しています。

それはオリンピック史上最悪の悲劇と言われる出来事

オリンピックが初めてテロの標的に。

ミュンヘンオリンピック選手村のイスラエル選手団のところにパレスチナ過激派が突入して、イスラエルの選手やコーチを人質に取って立てこもるという事件が発生。その後、空港まで行った段階で警察と銃撃戦になり結局人質9人全員亡くなるという悲劇が起きました。

ここでテロをすれば世界中の注目を集めることができる。オリンピックでテロをすれば世界中に自分たちの主張が伝わる。そういう理由でオリンピックが狙われるんだということがこの時わかりました。

なのでモントリオール大会でもそのテロ対策に莫大なお金がかかってしまったというわけなのです。

では、そんなオリンピックがどうして儲かるようになったのか。きっかけはアメリカで行われたある大会です。

 

つづく。

funa-karui.hatenablog.com

 

池上彰のニュースそうだったのか!! いつの間にかこんなに変わってた!? SP』より

ここまでお付き合いいただきありがとうございますm__m