はてなブログProへの道

ゆくゆくはProへ昇格したいと思っておりますが、いつになることやら、、、

ネコに比べてイヌってめっちゃ種類が多いと思いませんか? それには理由が!

なぜイヌはあんなに種類がいるのか?それは・・・

遺伝子が緩いから。

専門家
「そもそもイヌの種類はどれくらいいると思いますか?日本でも多く飼われているネコは世界中で約100種類ぐらいいると言われていますが、イヌに関しては約800種類もいると言われています。」

あらためてみるとイヌって大きさや姿かたちがバラバラですよね。例えば小さな犬種のチワワと最大級の体格を誇るセント・バーナードを比べてみると体の高さは5倍以上。体重はなんと45倍も違うのです。

専門家
「もしこれを人間に例えると、岡村さんの身長が156cmあるのに対して約5倍の8m近い巨人がいるようなものです。」

でもなぜイヌは大きさや姿かたちがバラバラなのでしょうか。

専門家
「イヌの大きさを決める遺伝子が発見されました。それは『IGF1』(アイジーエフワン)と呼ばれるものですが、イヌのIGF1を調べると様々な突然変異が起こることがわかってきました。」

『IGF1』とは哺乳類全てに存在する成長や発達を促進する遺伝子。イヌはこのIGF1がヒトやネコより突然変異しやすく、成長や発達がバラバラになることで様々な大きさや姿に枝分かれしていったと考えられるそうです。

専門家
「これはですね、まだまだ世界中の研究者が一生懸命研究している段階ではあるのですけど、イヌはどうやら遺伝子の構造がヒトやネコに比べて緩いんじゃないか。」

遺伝子が緩い?

専門家
「固いというのは遺伝子が解きほぐされずにギューッと固まっている形です。そうすると外から刺激がきてもなかなか変化って起こりにくいわけなんですね。ところがこの塊が緩んでくると光を強く受けたりとか物理的刺激を受けた時、遺伝子が変化しやすくなってる。イヌが持っている遺伝子の特別な緩さが突然変異を生み出しやすくしてるんじゃないかと考えられています。

ただ遺伝子が緩いだけで犬種が800種類にも増えたわけではありません。先生が研究してわかってきたイヌの種類が増えたきっかけとは。

専門家
「オオカミの中にボーっとしたオオカミがいたんじゃないかと考えています。」

ボーっとしたオオカミ?

そもそもイヌの祖先はオオカミと言われていますが・・・

専門家
「もともと人間とオオカミって天敵の関係だったと思われるんですね。ところが人間がいたけどあまり怖がらずに近づいて行ったオオカミがいたんだと思うんです。人間の方もあまり気にしないでボーっと一緒にいることを受け入れたものがいたと思ってます。」

そう、イヌの種類が増えたきっかけにはボーっとしたオオカミとボーっとした人間の奇跡の出会いがあったのです。
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専門家
「出会った後に当時ヒトは狩猟採集をしていたので、ユーラシア大陸のどこかを起点に例えば北に行ったオオカミたちや南に行ったオオカミたちっていうふうにヒトと共に移動していくことによって様々な犬種が生まれてきたと考えています。」

ボーっとしたオオカミが人間についていき遺伝子が緩かったこともあって、その土地土地に適応した姿かたちに進化していったイヌ。

さらに17世紀にはいると人間はイヌの進化しやすい特性に気付き自分たちの生活に役立てるため交配を始めます。

専門家
「例えば森の中でアナグマとかウサギが住む巣の中に入ってハンティングするために作られたのがダックスフントです。」

ダックスフントの先祖はジュラ・ハウンドと呼ばれる犬種。その中で脚が短い個体どうしを交配させることで、より穴で獲物を捕まえやすい短足胴長になりました。

ということで犬の種類が多いのは 遺伝子が緩いから でした。

 

チコちゃんに叱られる!▽犬の種類の謎』より

ここまでお付き合いいただきありがとうございます m__m