ブルース・リー主演映画「燃えよドラゴン」と新選組 土方歳三の意外な関係とは!
海外の映画が日本で上映されるとき日本語のタイトルをつけることがあります。いわゆる邦題というやつです。
ブルース・リー扮する主人公が裏社会の支配者の秘密を暴くため、そして殺された妹の復讐を果たすため要塞島で開かれる武術トーナメントに乗り込むという内容。
映画のタイトルは『NETER THE DRAGON』。
これにはドラゴン登場という意味があります。ブルース・リー自ら付けたタイトルで一説にはドラゴンとはリーの中国語の芸名「李小龍」からとったもので、世界に向かって“リーが登場するぞ”と宣言していると言われています。
ところが日本の配給会社はこの原題を却下。
日本では当時ブルース・リーは無名でもっとキャッチ―なタイトルにしないとヒットしないと。
どんな邦題にしたものかと悩む宣伝担当者が本屋にふらり立ち寄ったその時、あるタイトルが目に飛び込んできたんです。
新選組 土方歳三の生涯を描いた血と汗ほとばしる熱き物語です。
ある資料によると、これだと思った担当者はなんと『燃えよ剣』の作者 司馬遼太郎に連絡し“燃えよ”と言うフレーズ拝借の許しを乞うたとのこと。
快く了承してもらい邦題『燃えよドラゴン』が誕生。血と汗ほとばしる内容にピッタリの名タイトルとなったのです。
『日本人のおなまえ【映画タイトル!大ヒットの法則】』より
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