はてなブログProへの道

ゆくゆくはProへ昇格したいと思っておりますが、いつになることやら、、、

強行それとも恭順? みなさんが官兵衛の立場だったらどちらを選択しますか?

 

funa-karui.hatenablog.com

 

杉浦
黒田官兵衛に選択の時が訪れます。家康に従い島津攻めを中止するか。それとも家康に従わず島津攻めを強行するのか。」
「みなさんが官兵衛の立場だったらどちらを選択するでしょうか。」

 

小谷
「私は“家康に従う”を選びます。」
「軍事的な理由ですけれど、やっぱり戦えばそれなりの損害が出るだろうということが想像された訳ですね。しかも黒田軍もずっと戦いっぱなしで、いわゆる軍事的に攻勢限界点に近づいていると。要は兵もつかれていますし補給もさすがに薩摩までとなりますとなかなか届かないということになりますので、どう考えても戦をやっても長期化するんじゃないかと。」
※攻勢限界点・・・攻勢側が敵に対し優位を維持できる限界

「そうなるとお互いの損害がすごく大きくなりますので、私はコスト感覚に秀でた官兵衛であればちょっとその辺そろばん勘定して、やっぱやらない方がいいんじゃないかなという結論になるのかなというふうに思いますね。」

 

平山
「私は2番の“家康には従わない”を選択したいと思います。」
「当時の家康の状況をみると確かに関が原には勝ちました。これで毛利も恭順の態度を示した。とはいえ依然として東北地方で戦いが続いていて、家康がそのまま九州に遠征してくるという可能性は非常に低い。」
「私は従わずにもっと暴れまわったほうが自分が高く売れるんじゃないかというふうに思ってこっちにします。」

 

千田
「わたくしはですね2の“家康に従わない”を選びたいと思います。」
「確かに島津は関が原にも行ってますがホントにごく一部の兵力ですから、軍事的に薩摩を攻めるというのはちょっと難しい。」
「しかしですね、ここは官兵衛ですから九州をわーっと席巻した時も同じですけれども、戦って次々城を攻め落とすというよりは調略で相手を味方につけて行ってどんどん兵力も増えると。この作戦で行けばですね島津とも講和を結んでっていうのか、味方似つけちゃうと。」
「で、ここでですね九州、全九州ですよね。これで力を持てばですね、オール九州をつくった上で次の時代の展開を楽しく考えていくって言うですね、ワクワクした感じでやってくべきだというふうに思います。」

 

磯田
「僕は“家康に従う”を選びます。」
「身の丈を考えます。あのですね理由があります。九州全部を手に入れた場合、天下の仕置きをここから狙うようになるんですが、もうすでに官兵衛55歳。確実に生きてられるのは5年で10年から先は保証がない。」
「で、大きな問題があります。これまで10万石に毛が生えた程度の中津しか持ってなかった。これが一気に100万石以上の大名になったとしましょう。今、実効支配しているところで。9割が外様です。それで寄せ集めの家臣を連れて日本国全土の統治の体制を数年で整えるのはいかに天才の官兵衛でも難しい。」
「家康はもともと譜代の忠義の家臣団がいた上にすでに30年以上2か国以上を持った大大名の経験があるわけです。40代ならできるかもしれませんけど、まあ私が官兵衛の側近だったら、やめましょう。ここは潔く引くのが正しい。っていうでしょうね。」

 

 

黒田官兵衛がとった選択は・・・

 

 

 

つづく

 

 

 

出演者

【司会】磯田道史 杉浦友紀

【出演】千田嘉博 小谷賢 平山優

【VTR出演】小和田哲男

【語り】松重豊

 

『英雄たちの選択 戦 「九州 もうひとつの関ケ原~軍師・官兵衛 知られざる野望」』より

 

ここまでお付き合いいただきありがとうございます m__m