はてなブログProへの道

ゆくゆくはProへ昇格したいと思っておりますが、いつになることやら、、、

宇宙ステーションで人の体が浮いているのは落下し続けているからですって。・・・どういうこと?

宇宙ステーションからのテレビ中継って、たまにあるじゃないですか。
その時、人はどうなってます?
浮いてますよね。

 

なんで浮いてんの?

 

無重力だからじゃん、と思ったあなた。
このまま読み続けてください。

 

 

 

ここからが本題。
宇宙ステーションで体が浮くのはなぜか?
それは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

落ち続けているから。

 

 

 

 

専門家
「なぜ宇宙ステーションで体が浮くかというと地球に落ち続けているからです。」
無重力だから体が浮いてるんじゃないんですか?
「よく無重力と言いますが、宇宙ステーションが飛んでいる高さ400kmぐらいは地上と比べても10%ほどしか重力は小さくなっていないんです。」
宇宙は無重力と言われています。実際地球の重力は地球から離れるほど弱まります。しかし宇宙ステーションは地球の近くを飛んでいるので地球とそれほど変わらない重力があるそうです。

 

ではなぜ体が浮いているのでしょうか。
「遊園地のフリーフォールに乗るとわかると思います。」
落ちるやつですよね?
「はい。」
「フリーフォールで体が浮いた感じがするのは落ち始めた時だと思うんですけど、あれがずっと持続しているのが宇宙ステーションの中ですね。」

 

フリーフォールで落下するとき体は座席からわずかに浮いています。
その状態が宇宙ステーションの中で続いているというのです。
「宇宙ステーションは中の人と宇宙ステーションが一緒に落ちているというところがポイントです。」

 

「物が落ちているときは重力を感じていない状態。つまり無重量状態になっています。」
NASAでも飛行機を使った宇宙飛行士の訓練が行われていました。高度3000mから一気に急降下すると宇宙ステーションの中のように体が浮きます。
急降下中の箱の中は無重力状態となり体が浮くのです

 

しかし、ある疑問が・・・
宇宙ステーションって落ち続けてないじゃないですか。
「そうですね。それはジェットコースターに乗ってみればわかると思います。」
落ちているとき体が浮くのはわかりましたが・・・
「フリーフォールの場合は真下に落ちていたんですが、ジェットコースターは横方向にも移動してるということがポイントになります。」

 

「宇宙ステーションは1秒間に約8kmという高速で水平方向に移動しています。1秒後に約5m落ちているのですがその間に8km移動しています。」
地球は丸いので地球と宇宙ステーションの距離というのは1秒後にも同じ距離になります。」

 

実は宇宙ステーションは1秒間に5m落ちています。しかし同時に横に8km進みます。
つまり1秒後に5m落下しても横に8km進んでいるので丸い地球との距離は変わらないというのです。

 

それでもいつかは落ちそうな気がしますが、5m落ちながら8km進むという動きを続けているので地球には落ちずに地球の周りをぐるぐると回り続けているのです。
「水平方向に高速で移動しながら落ちている宇宙ステーション。だからこそ地球に落下してこないでずっと体が浮いていることがでるわけです。」

 

宇宙ステーションの中にいる人も同じように5m落ちながら8km横に進んでいる。
つまり、飛行機が急降下した時と同じで宇宙ステーションと一緒に落ちているので体が浮いているように見えるのです。

 

ということで宇宙ステーションで体が浮くのは 落ち続けているから でした。

 

 

チコちゃんに叱られる! ▽宇宙ステーションの秘密』より

ここまでお付き合いいただきありがとうございます m__m