はてなブログProへの道

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人間の指が太く進化! その背景には食糧難!?

親指って他の指より太いですよね。
これってなぜだかわかりますか?

今回は親指の話題です。

 

親指が太いのはなぜ?

それは・・・

 

 

 

 

 

 

 

石を握りしめるため

 

専門家
人間の親指が太くなった理由は石を握りしめるためなんです。」
「実は動物の中でこんなに親指が太いのは人間以外ほとんどいないんです。人間に最も近いとされるチンパンジーの親指も人間とは違って細いんです。」

なぜ人間だけ親指が太いのでしょうか。
「その昔、人類は食糧危機に陥り、お腹がペコペコになってしまいました。生き延びるために食べ物を追い求めた結果、親指がこんなに太くなったんです。」
「人間は親指が太くなったことで動物の世界を支配することができたんです。」

そこには人類の進化が深く関わっていました。
およそ440万年前。人類の祖先は森の中で果実や葉っぱなど様々なものを食べて生活していました。
しかし、地殻変動によって彼らが住む森は乾燥地帯へと変化。食料は激減し人類の祖先はお腹がペコペコに。
そこで約370万年前アウストラロピテクスの時代になると、食べ物を求めた人類の祖先たちは森を出て草原に進出しました。
草原で新たに食料としたのが肉食獣が食べ残した動物の骨。そしてその中にある骨髄なんです。

「当時の人類は動物の狩りをする能力は低く、逆に肉食獣に襲われる存在だったといいます。」
「そんな肉食獣におびえて生活していた人類は飢えをしのぐ手段として肉食獣が食べ残したシマウマやヌーの骨や骨髄を食べるようになったんです。」

しかし、肉食獣が食べ残した動物の骨は非常に硬く大きいものがほとんど。そのまま食べることはできません。
どうにかして骨を砕きたいと考えた人類はあるものを使うようになります。
それは、彼らが進出した草原に無数に存在した石

「人類の祖先は石を使って動物の骨を小さく砕き、骨や骨髄を食べようと考えました。」
「しかし硬い骨を割るには石を強く握りしめる必要があったため、人間の親指は石で骨を割るのに適した形に進化を遂げ、その結果親指が太くなったんです。」
人類が石を手にする前は親指は細かったのですが、石を持つようになると親指は太く進化しました。

では親指が太いとなぜ石が強く握れるのでしょうか。
「人間の手は物を持つと人差し指から小指にかけて空間が広がっています。これは下に向かって大きくなる石を持つのに適しています。」
「これを下に向けてたたきつければ親指と他の指が留め金となり石をしっかり握りしめ力をこめることが可能なんです。」

こうして石で砕く手段を手に入れた人類は骨や骨の中にある栄養価の高い骨髄を食べることができるように
彼らにとってラッキーだったのが骨髄には脳の発達や機能に関わる脂肪酸が豊富に含まれていたことです。
「骨を食する以前と以後で比べると脳の大きさが約400ccから約1000ccに増えるなど骨髄を食べたことで脳の成長にもつながったんです。」

その結果高度な道具を作り出すことに成功した人類は今から180万年前草原で狩りを始めるようになり、ついに動物の世界を支配するようになったのです。

ということで親指が太いのは 石を握りしめるため でした。

 

チコちゃんに叱られる! ▽親指の謎』より

ここまでお付き合いいただきありがとうございます m__m