実は前回の東京オリンピックは開催前無関心な人が多かった！？ それが閉幕後には凄いことに!!! 2.2%が100%!!!

今年7月に開催予定の東京オリンピック。実は・・・

開催に関する世論調査でこんな結果が
7月に開くことでよい27%
さらに延期した方が良い29%
中止した方が良い38%
その他6%

不安の声はありますが聖火リレーなどもう動き始めた東京オリンピック。今回はコロナでどうなるかわからないけど、いつも通り開催できていれば開催都市は熱気にあふれ世界中が大盛り上がりってイメージありますよね。

日本で言えば前回1964年の東京オリンピック。アジアで初の開催となったこの大会は戦後の復興を世界中にアピールするため新幹線や首都高速が開通しホテルやいろいろなものが作られる実はきっかけだったんです。

世界初の衛星生中継にも成功した大会でしたが実は・・・

開催前は東京オリンピックに無関心な人が多かった。

今回もコロナでイマイチ盛り上がっていないけど前回の東京大会は今以上に無関心でした。実は開幕4か月前に東京都民に取った世論調査があるんですが、その結果がこちら。
「あなたは近頃どんなことに一番関心を持っていますか？」

自分の生活12.0%
家族、友人など13.0%
仕事や商売など11.0%
社会、経済、政治33.0%
オリンピック2.2%

開催4か月前にもかかわらずほとんど関心がなかったんです。

さらにこんな世論調査も
オリンピックを開くのにたくさんの費用をかけるくらいなら今の日本でしなけらばならないことはたくさんあるはず
賛成58.9%

当時の東京は都心もその中を流れる川も人口の増加と共にゴミがあふれていました。それがオリンピックでお客さんが日本に来るのにこれでは恥ずかしいということで1962年 「首都美化運動」という一大キャンペーンが始まりました。

それに加えてゴミ問題を解決する画期的なものが登場。それがポリバケツ。

ポリエチレン製のバケツがオリンピックの前にできたんです。

それまでは写真の奥にあるような木の箱でした。そこにゴミを置いておくと収集車がやってきてそれを取るという形でしたが、収集車がくるまでの間は悪臭が凄くどこもかしこも臭かったんです。

それがポリバケツができたことによって劇的に東京がキレイになるきっかけとなりました。“清掃革命”と言われることもあったとか。

関心もなく冷え切っていた日本人の意識をどうやって変えたかというと、それは聖火リレー。

国内をおよそ1か月かけてまわり10万人が参加した聖火リレーは連日大ニュース。各地で黒山の人だかり。日本全国を聖火リレーでまわることによってムードが一挙に高まりました。

今年7月に開幕する東京オリンピック。コロナによる制限がいろいろありそうですが、実は前回の東京大会でも感染症の問題がありました。

それはコレラ。

オリンピックの開幕1か月半前に千葉県の病院で人が亡くなりました。当時はコレラのワクチンがあったので大会関係者1万2千人に予防接種を受けさせたのだとか。そして流行の危険がないと判断し開会式の1か月前に終結宣言が出されて何とかオリンピックに間に合わせたそうです。

ちなみに聖火リレーで急激に関心が高まった前回の東京大会。開催直後
「オリンピックは立派に行われたと思いますか？」
という世論調査の結果では

立派に行われた84.6%
大体立派に行われた15.4%

あわせて100%です。
凄い。
これが成功体験として今もあるわけです。

MC池上さん曰く
「わたしもね、中学2年生だったんですけど最初はあまり関心がなかったんですよ。でも、急激に関心が盛り上がってきて当時10月10日土曜日の午後からだったんですが、当時は土曜日も授業がありましたから、授業が終わったら開会式のテレビが見たくて走って家に帰りましたからね。あの頃オリンピックをテレビで見ようと言って買った家も多かったですよ。」

【池上彰のニュースそうだったのか!! いつの間にかこんなに変わっていた!? SP】より

ここまでお付き合いいただきありがとうございます m__m