「1Ｇ」から「5Ｇ」第5世代までの歴史を振り返る！

今回はスマホに搭載され始めている新機能「5G」。昨年10月に発売された5G対応の携帯「iPhone12」。5G効果は絶大で出荷台数は全世界で約9000万台。しかし、ここで1つの疑問が。そもそも5Gで何ができるようになるの？

そもそもなんですが、5Gの「G」って何かわかりますか。5Gは「5th Generation」の略で第5世代。

実はみなさん意識してらっしゃらないかもしれませんが携帯電話には今まで「1G]から「5G」までの歴史があるんです。5Gの凄さを知るためにまずは携帯電話の進化の歴史を解説していきます。

まずは「1G」。「1G」は1985年に発売されたショルダーホン。もともとは営業の人が外出先から電話できるようにと開発され今ではバブルの象徴として描かれることも多いですよね。重さは約3㎏。当時の価格でおおよそ20万円。通話はだいたい1分につき100円。

そして1G開始から14年後の1993年大幅に小型化された「2G」の携帯が登場。ここで大きく変わったのが2Gになってデータ通信ができるようになったこと。それによりメールやインターネットが可能になりました。

さらに8年後の2001年に3Gの通信が開始。高速のインターネットにより動画視聴ゲームなどができるようになった。

その後、携帯電話はスマホへと進化し現在多くの人が使っている4Gが登場しました。

ここからはいよいよ「5G」。
いきなりですが問題です。2時間の映画を5Gなら何分でダウンロードできると思いますか。

正解は3秒。4Gだと5分ほどかかるのが5Gだとたったの3秒でダウンロードできるんです。5Gの通信速度は4Gの約20倍の速さは出ると言われています。

「ダウンロード待ちみたいなことはなくなるということですか。」
「そうですね。もっと言うと通信という概念が頭の中から消えるかもしれません。今だとボタンを押して何秒かなって感じですが、もうボタンを押したらなんでもすぐにできちゃうというような時代になる可能性はあります。」

さらに最近増えてきたリモート会議などもスムーズに行え通信の遅れなどによるストレスもなくなるようです。

第2問。5Gの普及により今後スマホの見た目がどう変わると思いますか。正解は画面が2つの折り畳み式のスマホになるです。例えばゲームをやりながら動画を見るとか、もっと言うと動画を2つ同時に見るとかというような使い方ができるようになります。

次の問題。これは5Gを使う上で重要なものです。一体なんだと思いますか？

正解はアンテナ（地下基地局）
※5G基地局としての実用化に向けて開発段階

ちなみになんでマンホール型にしたかわかりますか？実はアンテナを置く場所がなかなかなくて今あるものを活用してできるだけアンテナを増やしていこうとしています。ガラス型のアンテナとか電柱に巻き付けられるアンテナとか。

次の問題。5Gでアイドルのライブを生配信した場合スマホを使って視聴者ができるようになることは何だと思いますか？正解は自分で好きなカメラを選べるようになる。

ライブ会場では多くのカメラで撮影しており、それを担当スタッフが切り替えて1つの映像を作っているんです。これが5Gを使うとすべてのカメラの映像がそのまま生配信され、視聴者が見たい映像を自由自在に選択することができるんです。
この機能はオンラインライブだけでなくスポーツ中継でも活用が期待されています。

普段の生活からエンターテインメントまで5Gによって変わる日常はもう目の前まで来ているんです。

『林先生の初耳学【スマホ「5Ｇ」の世界』より

ここまでお付き合いいただきありがとうございます m__m