蛇口をひねればすぐにキレイな水が! 日本の水道って世界的に見ても凄いんです!!
今回のテーマは水道。
蛇口をひねればすぐにキレイな水が出る日本の水道。私たちにとっては当たり前の光景ですが実はこれって凄いことで・・・
水道の水を気兼ねなく直接飲める国は世界にわずか12か国のみ。
アジアでは日本だけ。
さらに日本の水道普及率は世界でもトップクラスのおよそ98%。
国内にひかれた水道管の長さは合計およそ80万km。実に地球およそ20周分にも及ぶ。
しかし今大きなピンチを迎えている。それは
水道管の老朽化問題。
実は水道管の耐用年数はおよそ40年。それを国内の約6分の1が超えてしまってるのだとか。
結果、古い水道管による漏水トラブルの発生件数は年間2万件以上。中には水道管が破裂し町なかが浸水するという被害も。
しかし今その水道のピンチを救うべく新技術が続々登場。
まずは硬くて柔らかい水道管。
今までの古い水道管は鉄製のものが多く大きな地震の際に地盤のずれで割れてしまったりして断水するという被害が報告されてた。
しかし、この水道管は柔軟性に優れ大きな地震にも耐えられるようにと設計された水道管で、しかも強い。
この水道管は柔軟性に加え高い強度も備えており、鉄の水道管なら簡単に曲がってしまうほど強い圧力をかけても大丈夫。
さらにこの水道管の素材はポリ袋と同類のポリエチレンなのでサビることもなく100年以上使えるという優れもの。
コストの面でもかなり優秀なようで今までのは1kmあたり約3200万円の工事費用が必要だったが、この水道管は1㎞あたり約2300万円で済むのだとか。
このように破損や老朽化に強い水道管が登場する一方、地中の水道管の異変を早期発見する調査技術も劇的進化。
水道管にもぐって点検する最新のヘビ型ロボット。
こちらは水道管の中に直接入り老朽化が進んだ場所を見つける検査ロボット。
これまでは実際に掘り出して劣化具合を調査していてコストも時間もかかっていた。
しかし、このロボットは水道管の中を水平にも垂直にも移動できカメラで内部の様子を映しリアルタイムでの目視確認も可能。
このロボットを使えば従来1日かかっていた水道管の検査作業も数時間で終わらせることができるのだそう。
しかしながら国内の老朽化した水道管を全部取り換えるにはおよそ10兆円かかるなどコスト面での問題が。
水道事業の収入は人口の減少、節水型機器の普及、生活スタイルの変化で大幅に減少していて工事する費用が足りていない状態なのだとか。
このままだと水道料金の大幅な値上げが必要になることも・・・。
『有吉のお金発見 突撃!カネオくん「毎日の生活に欠かせない水道のお金の秘密」』より
ここまでお付き合いいただきありがとうございます m__m