はてなブログProへの道

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フィギュアスケートの選手がスピンで目が回らないのは・・・ GABA(ギャバ)!?

なぜフィギュアスケートの選手は目が回らないのか?それは・・・

脳から目が回らない物質が出るから。

専門家
フィギュアスケートの選手が目が回らないのは本当に目が回ってないからなんです。まずはなぜ目が回るのか、その現象を説明します。目が回った状態が起こるのは実際に目が揺れ動いていることが原因なんです。回転し続けると目が左右に小刻みに揺れます。本人に意思に関係なく目が勝手に動くことを眼振と言います。」

ではなぜ回転すると目が揺れるのでしょうか。

専門家
「私たちの体の中にはいろいろな姿勢や動作の最中でもふらついたり転ばないようにバランスを保つ三半規管というのが耳の中にあります。この三半規管の中にはワカメのようにゆらゆら揺れるたくさんの有毛細胞という組織があります。この毛の傾きが目が回る感じを起させる重要な働きをしています。」

体が回転するとその勢いで三半規管の中にある有毛細胞が傾きます。すると有毛細胞から脳へ体が回転しているぞという信号をが送られます。そして脳は回転する動きについていくようにという指令を目に送るのです。

回転しているときの目の動きを見てみると目を小刻みに揺らしながら回転する動きについていこうとしています。

専門家
眼振は視界を安定させるためには必要な動きなんですが長い間体が回転し続けると急にピタッと止まっても三半規管内の有毛細胞は急には止まれず、その勢いで逆方向に傾いてしまいます。」

専門家
「皆さんも電車やバスが急に止まると おっとっと と体が動いてしまうことがあると思いますが、それと同じです。」

体の回転を止めると三半規管の有毛細胞はその反動で急ブレーキがかかったように逆方向に傾いてしまいます。そのため脳から指令が出続けてしまい目が揺れてしまうのです。これが目が回っている状態なのです。

ではなぜフィギュアスケートの選手は目が回らないのでしょうか。

専門家
フィギュアスケートの選手はスピンの練習を繰り返すことで『GABA』(ギャバ)という物質を脳から出して目が回らなくなるのです。

フィギュアスケートの選手が目が回らないのは脳からGABAという神経の伝達を押さえる物質が出るから。GABAはチョコレートやサプリメントで知られるように興奮した神経を押さえる働きがあり脳に分泌されると体が回転しているという三半規管からの信号をブロックします。つまりフィギュアスケートの選手はスピンの練習を繰り返し行うことで脳からGABAが出るようになり目が回らなくなるのです。

専門家
フィギュアスケートのコーチに聞いたんですが、だいたい2000回転~3000回転ぐらい回らないとダメみたいですね。目が回らなくなるまで3か月から半年ぐらいはかかるそうですよ。」

あるプロのフィギュアスケータで検証したところ左回転では目が回りませんでしたが、右回転では・・・!

なぜ右に回転したら目が回ってしまったのか。

フィギュアスケートは基本的にリンクを左回りに滑走するため遠心力を使って左回転の技をする選手がほとんど。右回転は練習していないためGABAは出ないのです。

プロスケータ
「一応ルールで反対回り(右回転)のスピンをするとレベルが1つ上がるんですよ。それぐらい反対回りで回るって難しいことなんですよね。」

右回転もできる選手は国内ではごく一部。左右どちらに回転してもGABAが出て目が回らないのです。

ということで、フィギュアスケートの選手が目が回らないのは 脳から目が回らない物質が出るから でした。

 

チコちゃんに叱られる!▽目が回る理由』より

ここまでお付き合いいただきありがとうございます m__m